熊本競輪場で14年ぶりのGⅠ開催、26年最初のGⅠ「第41回全日本選抜競輪」の決勝戦が2月23日、12Rで行われ、脇本雄太(36=福井)が寺崎浩平の先行に乗って番手捲りでV。
昨年に続く連覇を達成し、賞金4490万円(副賞含む)と、「KEIRINグランプリ2026」(いわき平)の切符を一番乗りで獲得した。この優勝で〝Wグランドスラム〟にリーチ。あとは競輪祭を残すのみとなった。脇本マークの古性優作が2着。2車単は1番人気の決着となった。

熊本市親善大使のコロッケ(右)から花束を受け取り笑顔の脇本
GP出場決めた
今年も一番乗りでグランプリ出場を決めた。脇本が大会連覇で11回目のGⅠ制覇。22年8月の西武園オールスター以降、自身の直近5連続GⅠ優勝は同支部の後輩・寺崎との連係から。しかもその間には函館オールスターで脇本がひと肌脱ぎ、寺崎にGⅠ初Vをプレゼントしたこともあった。昨年は捲った寺崎とワンツーが決まり、今年は寺崎が別線に何もさせない逃げを打って番手捲り。しかも古性が2着で、近畿の絆をまざまざと見せつけた。
「(2日目の)優秀戦で(寺崎と)お互いが失敗をして、それを踏まえて走れた。寺崎の赤板過ぎ1コーナーの加速で〝同じ失敗をしない〟という思いが伝わってきた」
言葉はいらない。背中で伝えてくれた後輩の思いにきっちりと報いた。
Wグランドスラムにリーチ
昨年10月の寛仁親王牌3日目のアップ中に負傷し、左肘関節を脱臼骨折。競輪祭を走れず、復帰したグランプリも苦しい戦いに終わった。年が明けて白星を量産しGⅢを連続優勝したが今回の前検日に「肘の具合は10%くらい」と強調。それでも初日、準決勝を捲りで制しVにつなげた。
「こんな状態の中でGⅠで結果を残せて良かった。少しでも状態を上げていけるようにしたい」
これでWグランドスラム、Wグランプリスラム達成へ、競輪祭とグランプリを残すのみ。今年中に達成できる可能性も出てきた。来月の防府ウィナーズカップでも近畿の絆、強さを見せつける。(本間 正則)
◇脇本 雄太(わきもと・ゆうた)1989年(平元)3月21日生まれ、福井県福井市出身の36歳。県立科学技術高卒。08年7月94期生としてプロデビュー。通算成績は1031戦442勝。通算取得賞金は15億171万円。主な優勝は第61、65回オールスター(18、22年)、第27、29回寛仁親王牌(18、20年)、第73、76日本選手権(19、22年)、第71、76回高松宮記念杯(20、25年)、KEIRINグランプリ2022、第66回競輪祭(24年)、第40、41回全日本選抜競輪(25、26年)。1㍍80、72㌔。血液型A。
◆次走 優勝した脇本雄太はGⅡ防府ウィナーズカップ(3月19~22日)、2着の古性優作、3着の山口拳矢は大垣GⅢ(28日~3月3日)に出走する。
◆売り上げ 4日間の売り上げは110億7141万円。目標額の110億円を上回った。


